The Focal Distance

若さとはこんな淋しい春なのか

5月10日(日) 曇時々晴

なんだか5時間くらいしか眠れず4時50分くらいに起きた。

そこから、ネットサーフィンで1日が終わる。
いいものつくりて〜とか思いながらAwwwardsのNomineeを見たり、プロになりて〜と思いながらNHKのプロフェッショナルをU-NEXTで見てたりしてた。まあそんなことやってないで手を動かせという話なんですが。

その後、外山恒一と東浩紀の対談がニコ生であったので見ていた。
今これを書いている間に第二部が始まるはずだが、とりあえず第一部は最初から最後まで見たのでいいかなというところ。第一部の最後で飛び込みゲストを募集していたのでそれで誰が来るか、あるいは来ないとしても何を話したのかをTwitterで追いかけてそれから見るか考えればいいや。
外山恒一と東浩紀が始終同意しあっていてなんだか面白かった。東浩紀は10年くらい前まではこんな感じじゃなかったように思うんだけど。

僕は外山恒一は実際かなり好きで、何せ文京区のどこかでやっていたトークショーにも行った程度にはずっと関心を持っている。世間では色物だと思われているのかもしれないが実際にはそんなことは全然ない。トークショーなんかに行くとウィットに富んだ紳士的な印象を与える喋り方をする。

まあ、肯定的に見ているくらいなので今回の対談で話していることもほぼ自分と同じスタンスだなという感じだったのだけれど、特に肯けた部分はリベラルに(本来リベラルが持っているべき)想像力が欠けているというところと、オンライン化がもたらすよくなさみたいなところ。
インターネットに食わせてもらっている割にはインターネットを全然良いとは思っていなくて、いや、確かに何かの価値をもたらしたとは思うし、そのおかげで俺みたいな人間もなんとか働けるという点ではすごく良いのだけど、インターネットですべてがうまく行くとは到底思えていない。東浩紀もちょうど言っていたけれど2010年くらいまでのインターネットにあった希望みたいなものはなくなってしまったし、もはやインターネットは金儲けと自分がもともと持っている思想を強化する箱になってしまっているのでは? というのが自分の思うところ。自分だけじゃなく、ある程度こういうことを考えている人は多くなっていると思うけれど。
こういうことを思っている人間がWebサービスとか考えたらちょっとはマシになるかなと思っていろいろと考えてみたりはしているのだけれど。

何かがおかしいんだよな。インターネットはオルタナティブな選択肢を与えるポテンシャルがあるし、実際そういう例っていくらでもあると思うけれど、これで実際に何かが変わるとは思えないというような感覚。結局古い人間なのかな。数日前の日記でもオンライン化に対する危惧を書いているが、割とそういう部分においては保守的である。インターネットが生まれて人は幸せになっているのだろうか? まあ自分にはまず間違いなくよかった発明だと思うけれど。

寝不足で眠いので文章がまとまらない。
夕方急に晴れ間が見えたので外に出たら空気がいい感じだったな。