The Focal Distance

若さとはこんな淋しい春なのか

2018-01-01から1年間の記事一覧

面白かった本(2018)

さて、この記事も今年で3回目になるが、面白かった本を挙げていこうと思う。 毎年、どの本を今年読んだのか忘れてしまいがちになるのだが、今年はほんのちょっとだけ読書メーターに登録していたので少しやりやすかった。 本当はそんなのに頼らずに思い出せる…

日記(2018/09/07-2018/09/10)

やることは色々とあるが、Webちくまで連載されている鳥飼茜の日記を読んでいたらなんとなく自分でもここ最近の出来事を整理したくなったので書く。

回顧の夏

以下の記事はnoteから移行したものです。 私は3年生、つまり受験生の夏休みを演劇の稽古やら準備やらにすべて費やして、各クラスごと夏休み明けに文化祭で芝居をやるという酔狂な高校の出である。 昨日は、現役の3年生たちが、鋭意制作している演劇を夏休み…

Webメディアをつくるということ

完全に以下の記事に触発された形になるのですが、「Webサイトをつくってインターネットに公開する」という行為を10年以上やってきた立場から、「Webメディア」という形態について思うところを書きます。 lesamantsdutokyo.hatenablog.com なお、この文章は特…

どうしようもなさを許容する都市としての東京

以下の記事はnoteから移行したものです。 私が生まれたのは横浜の鶴見という、港町特有のダーティな印象のある街だったが、それからすぐ東京——というには心許ないような多摩地区の長閑な街——に越してきて、ひたすら東京の西部を行ったり来たりしてかれこれ20…

考えない日本の私 — さとり世代として

以下の記事はnoteから移行したものです。 「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」 この有名な一節を村上龍が『希望の国のエクソダス』に書いたのは2000年のことですが、それから18年を経て、日本からは希望だけで…

ぶっ壊れた人

たまに「変わってるね」と言われる。 僕はありきたりな話だが発達障害なので、そりゃ多少は変わっているかもしれない。 だけど、今のところ大まかにはきちんとした人生を歩んできているし、学校や職場ではない、不特定多数の集まる「社会」では割と常識的な…

早稲田大好き男に「どこの学部が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?

あ、まず前提として、 貴女が早稲田大好き男を夢中にさせることが、 はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。 とはいえ、早稲田大好き男たちは玉石混交ながら、 IT系の超かしこい男なども多く、 したがって、釣り師たる女たちにとっ…

偏狭な人間たちによる偏狭な正義

この数千年で、人間の倫理観はそれなりに進歩をしてきたと思う。 しかし、最近では倫理的であること、正しくあることを追求するあまりに逆に正しくなくなっていることがあるのではないだろうか。

コンピュータとインターネットと10年を共にして

以下の記事はnoteから移行したものです。 2007年のクリスマスプレゼントとして僕は初めて自分のコンピュータをもらったので、コンピュータとインターネットを使い始めてから10年が経ったことになる。それまでコンピュータに触れたことはほとんどなく、なぜ自…