The Focal Distance

若さとはこんな淋しい春なのか

4月25日(土) 晴

晴、などと書いているがよく覚えていない。午前中に一旦目を覚ましたのだが異常に眠く、15時か16時くらいまで寝ていて、その後も全く家から出ていないどころかカーテンも開けていないからだ。そのせいでこんな時間に日記を更新するような生活リズムになってしまった。

クレヨンしんちゃんの映画をAmazon Primeビデオで3本見た。『クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦』、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、そして『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』。いずれも幼少期にDVDで複数回にわたって見た作品だが、今見るとギャグはもっとブラックなものも含めてわかるし、ストーリーの伏線やその回収、台詞の意図などもより細かくわかる。
『オトナ帝国の逆襲』は、傑作として語られることの多い作品であり、事実、クレヨンしんちゃんの映画という枠を超えて、ただ映画として優れている。四の五の言わずに見た方がいい、と言えるだろう。2001年の作品で、翌年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』も泣ける作品として有名だが、僕は前者の方がずっと好みである。
逆に、他の2つはギャグが中心。どちらも話の筋などというものはほとんどなく、特に『ヤキニクロード』に至っては家で焼肉をするために頑張る話である。これで映画をつくるのだからすごい。『ヤキニクロード』は2003年の作品で、『オトナ帝国』『戦国大合戦』と2年続いた感動路線を振り払うかのような荒唐無稽なコメディ。『オトナ帝国』が割と万人受けする映画なのに対して、クレヨンしんちゃんが元々一定程度好きな人でないと楽しめないのかもしれない。
『温泉わくわく大決戦』は『クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉』という短編集が併映されており、Amazon Primeにも『温泉わくわく』に続くように収録されている。こちらは普段のアニメや映画ではなかなかできないような実験的な試みが多く、ひまわりの視点での映像やしんのすけたちカスカベ防衛隊が賭け麻雀に興じるシーン、そしてみさえの便秘解消を主題とするミュージカルなど、なかなか面白い。

それから、2時間ほど湯船に浸かって、今に至る。今日やったことはそれだけ。まあ、そんな日もある。訳のわからない生活をしているせいでメンタルがだんだんやられてきた気がする。寝てしまおうかな、と思うがこんな時間に寝るとアレなのでこのあとどうしようか迷う。今日はとても暖かいらしいので、少し散歩したいような気持ちもある。