The Focal Distance

若さとはこんな淋しい春なのか

がんばれない

今までの人生で、何かを頑張って、できなかったことをできるようにしたといった経験があまりない。

ただ単にできなかったことができるようになったという経験はあるけれど、それは努力の末というよりは、自然とできるようになったことが多くて、意識的に「これをできるようになる」と決めてできるようになった経験に乏しい。

 「自然とできるようになる」というのは、もともとその分野が好きだからやっているうちにできるようになる、ということで、好きなことは多くの人が勝手に熱心に取り組めると思うので、「頑張ってできるようになった」という感じはしない。

そして、好きなことというのは元々ある程度できるから好き、ということが個人的に多いので、「苦手で、人より才能がないことを、努力してできるようになった」という経験が、全くといって良いほどない。

なので、まわりの努力家の人、特に目標に向けて苦手なことを努力している人を見ていると、引け目を感じてしまうのだが、最近はもう「俺には努力する才能が無いんだ」と諦めてしまって、「勝てる土俵に立つ」ことを意識している。人には向き不向きがあるので、向いていることを伸ばしていき、それで勝負しよう、ということだ。そう決めると、結構楽になった。

この戦略が上手くいくのかはわからないけれど、上手くいかなかったらそのときまた考えればいいやと思っている。