The Focal Distance

若さとはこんな淋しい春なのか

人生

昔の同級生が、病で高校をやめるという情報に触れた。
その人とは、もう今ではほとんどなんの関わりもないのに、なんだかセンチメンタルな気分になってしまい、知り合いがこういう状態らしいんだ、と別の、彼女とはなんの関係もない友人に話したところ、彼もまた「持病が多いので、いつそういう(病で学校をやめるような)事態になってもいいように覚悟しとけと親に言われてる」というようなことを言っていた。

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シャノアール

立川のシャノアールがいつの間にか閉まっていて、跡地はベローチェになっていた。
シャノアールの経営会社が、シャノアールからベローチェへの転換を進めているという話も聞く。まったく困ったことだ。

シャノアールのようなフルサービス型の喫茶店が好きだ。本来、喫茶店というのはスタバのように注文したあと立って待たされる場所ではないはずだ。スタバやドトールみたいなコーヒーチェーンは全然嫌いではないけれど、喫茶店ではないと思う。それはまるで、マックスコーヒーが飲み物として美味しいけれどコーヒーでは全然ないのと同じように。

一番近いシャノアールが閉まってしまったので、最近は国立のシュベールに行く。シャノアールより高いけれど、スタバでフラペチーノを頼むことを考えたら同じくらいだろう。スタバみたいに混んでないし。

フルサービス型の喫茶店があまり好調でなさそうなのはなぜだろう。たぶん、この国から豊かさが失われているということではないか。お金に余裕があっても時間がなかったり。それはかなり、悲しいことだ。

夜行バスとスーパー銭湯

8月9日夜に有楽町のあたりから夜行バスで京都に乗り、翌日夜に大阪から夜行バスで東京駅に戻るという、弾丸旅行を友人とした。京大と阪大のオープンキャンパス巡りにかこつけた旅行である。

夜行バスという乗り物は良い噂は全く聞かないので、初めて乗ると言うことで緊張していたが、お盆近くということもあって帰省する人が多かったのか、客層はそんなに悪くなく、接客も運転も(少なくともその後に乗る京都市バスよりは)かなり丁寧だった。

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公園

日記を手で書くのはめんどくさいので、ブログを作った。

最近は暑いのであまり行くことはないが、公園が好きだ。公園のベンチでのんびりとしているのが好きだ。僕が良く行く公園は寂れた駅の近くにあり、商店が並ぶ中にぽつんと構えている。基本的には、地域の人しか使わない。いるのはおじいさん、子供、その親くらいのものだ。

春か秋くらいの晴れた昼下がりに、公園でぼんやりと鳩なんかを見ていると、平和だな、という感じがすごい。永遠にこれくらいの平和が続けば良いな、などと思う。

夜の静かな公園も好きだ。先ほど暑いからあまり行かないと書いたが、夜の公園はやはり、夏の方が良い。最近はポケモンGOの隆盛によって夜の公園がうるさくなったりして、残念だと思ったが、少し落ち着いてきた。

夜の公園では、ぼんやりとコーラを飲んでいるか、あるいは人と話していることが多い。人と話をするなら、マックでも、サイゼでも、シャノアールでもいいのだが、お金がないときは公園でぐだぐだと話しているのだ。実際のところ、後から夏の思い出として思い出すのは、花火や海水浴のような象徴的なイベントよりも、友人との公園での一幕だったりするものだ。